突然愛する家族との別れを経験した意味とは・・
こんにちは。仙台のセラピーサロンmillions of smiles salon IDOCRASEの橋本です。
久しくブログの更新を止めてしまっていました・・。挽回するように、今回は長〜く私に実際に起きていたストーリーをしたためたいと思います。お付き合いくださいませ。
実は9月の後半、私の第2の故郷であるドイツに行っておりました。月末まで10日ほど滞在してきました!
今回の滞在は、昔学生の頃留学していた際にホームステイしていた、大好きな大好きな第2の両親に7年ぶりに会いに行くというテーマでした。コロナ禍であったこともあり、私もサロンの起業に集中していたこともあり、しばらくドイツには行けなかったのですが、ふと「ドイツに行けるぞ!」というタイミングがあり、満を持して渡独したというわけです。
7年ぶりにホストファミリーの両親にドキドキしながら電話をかけたのが8月中旬。当時すでに80歳を超え、もしかしたら・・という不安を抱えながら呼び出しコールが鳴るのを聞いていました。5、6回のコールの後、「Hallo?」と懐かしく、相変わらず耳に心地の良いパパさんの元気な声。久しぶりに慣れ親しんだ大好きな声を聞けて、「ドイツに会いに行くからね!」とすでに答えていました。
そんな状況からバタバタと準備を始めて、出発を3日前に控えた日。この日時間ができたので、両親やドイツの親友たちのためのお土産を買いに奔走し、お土産選びながら、心をホクホクさせていたことを今でも覚えています。その日の夜。ドイツのママさんから電話がありました。
「残念な話がある」と。
先日電話で元気な声を聞いていたパパさんが・・天に召されたとの悲しい、悲しい、心をえぐられる話でした。ママさんのその言葉が今でも耳から離れません。聞いた瞬間から、嫌だ!信じたくない!と電話をしながら泣きました。嗚咽、だったと思います。
ただただ信じられなく、受け入れられず・・。そんな悲しみにどっぷり浸かったまま、失意の中フランクフルトに向けて飛び立ちました。
可能であればお葬式に・・。と最後のお別れがしたかったのですがそれも叶わず、とにかく悲しみが癒えない中でのドイツ滞在でした。あと6日で7年ぶりに会える、という矢先のまさかの訃報・・。
心の整理が全くできず、とにかく一目会いたかった、感謝の気持ちを伝えたかった、その気持ちばかりが頭を支配し、帰国してからも何のためにドイツに行ったのだろうと、葛藤していました。そんな中ふと頭に降りてきた感覚。「今後私のサロンに、愛する家族を失った方がいらっしゃることがあるかもしれない。その時心から悲しみを分かち合えるように、寄り添えるように・・。そういうことなんだ」とふと気づいた瞬間がありました。
それまでは今回経験した悲しみの意図がわからず、なぜこのような試練を受けなければならないのか、とばかり考えていましたが、むしろ今後のためにパパさんが教えてくれたのだ、と思えるようになりました。もちろん今でもパパさんに会いたかった、笑顔で一緒に過ごしたかったという気持ちはなくなりませんが、パパさんが教えてくれた意義を今後役立てていきたい、たくさんの方に寄り添い、笑顔にしていきたいという私の使命をまっとうし続けていきたいと思う今日この頃なのでした。
写真の虹は、ドイツ滞在最終日、帰りの飛行機に乗るため空港に向かおうとしていた際ふと見上げたら大きな虹がかかっていたものです。今になって、パパさんが応援しているよ、いつもそばにいるよ、というメッセージを伝えるためにかけてくれたのかな、と思っています。
会うことが叶わなかったパパさん。今は私の胸の中でいつも笑顔で見守ってくれています。
この記事を書いた人
- 岩手県盛岡市出身。3人の息子を持つシングルマザー。
イーマ・サウンドセラピー認定セラピスト
2023年より、仙台市宮城野区小田原でセラピーサロンを開業。
「イーマ・サウンドセラピー」「ヒプノセラピー」など多様なメニューで多くのお客様の「お悩み」「苦しみ」を解消に導く。
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